2024年4月29日 新宿「みどりのカーテン」お悩み相談Q&A!
イベント概要
みどりのカーテンプロジェクトにご参加の皆様から寄せられた質問を回答します!
育てていて、気になったこと、不安になったこと、ご質問ください。
このページの一番下、もしくはこちらのリンクより質問フォームにアクセスできます。
※新宿「みどりのカーテン」プロジェクトのメンバーが回答します。専門家ではありませんのでご了承ください。
※同様の質問はまとめています。また個別に回答することはできません。
※反映まで時間がかかる場合もございます。
水やり
Q. 数日家を空ける時の対策を教えてください。
A. お配りしているプランターは底に水が溜められるようになっています。時期にもよりますが、1.2日程度でしたら、栓をしてたっぷりとお水をあげてください。
まずはお出かけの前に実験することをおすすめしています。(2013(平成25)年以前のものは、その機能がありませんので、2022新宿『みどりのカーテン』ハンドブック」5ページ記載の「水やり」を参考に工夫してみてください。8/3追記)
病害虫
Q. コバエが発生しました!
A. 有機質の多い培養土やリサイクル材はコバエが発生しやすくなります。また表土がいつも濡れている場合も、発生しやすい条件の一つです。
一時的なものなので、水は表面が乾いてからあげるようにし、様子を見て下さい。また家庭用のコバエ対策スプレーや、赤玉土でマルチング(表土を覆う)することも効果があるようです。
Q. ゴーヤの葉に白~黄土色の焼けたような点々ができてしまいました。点々部分は枯れてるような感じで裏面まで届いています。こういった葉は取り除いたほうが良いでしょうか?
A. 病気かな?と思った葉はこまめに取り除き、すぐゴミ箱に捨ててください。ほかの葉や植物に広がる前に対処することが基本です。
またその時に使ったハサミや手は、元気な植物を触る前に洗いましょう。
雨や水やりで土が常に湿っていると、カビなどの病気が発生しやすくなります。
風通しを良くし、土の表面が乾いてから水やりするよう心掛けてください。
ご質問の症状で調べたところ、沖縄県農林水産部のHPが参考になるかもしれません。
参考サイト:沖縄県 農林水産部HP
ゴーヤーの病気について(クリックで外部サイトへ移動します)
Q. 最近ゴーヤの葉がしおれています。全体的に下側に丸まるような状態です。毎朝 水を約4L与えていますが、治りません。葉が食べられたあとはありますが、そこまで多くはありません。葉自体も病気のように変色は一切していません。日当たりも良い場所なので、しおれてしまう原因が知りたいです。
A. しおれてしまう原因を見つけることは難しいですが、病気以外では以下の2点が考えられます。
・何らかの原因で根や茎が傷ついてしまった
→回復する体力があれば元気になることもあります。見守りましょう。
植え替えするときに傷ついたか、土の中で根が食べられている可能性があります。
・水のあげすぎで、酸素が不足している(根腐れ)
元気がないと心配になってしまいますが、まだ夏前なので水やりは土の表面が乾くまで待ちましょう。
プランターの土が常に湿っていると、根が呼吸できず傷んでしまいます。
また土が乾くことで、水分を探して地中深くに伸びるようになります。
根が成長すると、ゴーヤー全体もよく繁るので、「乾く→湿る」の緩急をつくることがポイントです。
追記:根腐れについては、日本植物生理学会の「みんなの広場」という質問サイトが参考になります。
専門家が詳しく解説しているので、検索してみてください。
Q. 順調に育っていたのですが、葉がところどころ萎れて黒い斑点ができており翌日の朝になったらゴーヤの半分ほどがそのような状態になっていました。何かの病気でしょうか?
A.どの病気かは断定はできませんが、株全体が一気にしおれているようですと、「青枯れ病」のように根からだめになる病気の一種ではないかと思われます。この場合は株ごと抜き取ってください。残念ながら、回復させる方法はないのが現状となっています。
参考サイト:やまむファームHP
青枯病(あおがれびょう)の症状と対策・予防法(クリックで外部サイトへ移動します)
この後、みどりのカーテンを再生する場合は、一気にしおれてしまった株を抜いたあと、その場所にゴーヤを植えても同じ症状になる可能性が高いため、別のつる性植物(アサガオやふうせんかずら等)を植えるのが良いと思います。シーズンが終わったら、説明会でお配りした「2022新宿『みどりのカーテン』ハンドブック」の9ページ記載の「土のリサイクル」を参考に、土の日光消毒や熱湯消毒をしましょう。
肥料
Q. おすすめの肥料があれば教えてください。
A. 園芸コーナーでは様々な種類の肥料が販売されています。液体のもの、固形のものなど、それぞれに特徴があります。現在お手持ちの肥料がある場合は説明を確かめて指定の方法でお使いください。
追肥については、新宿「みどりのカーテン」プロジェクトでは、扱いやすく即効性のある液体肥料をおすすめしています。花や実をつけるための種類を選び、規定通りに薄めて水やりの際に使ってください。
Q. 追加の肥料を上げるタイミングを教えてください。
A. 雄花が咲き出してから、追加の肥料をあげてください。最初は、三連になっている固形肥料のうち、残りの一袋をプランターのふちに沿って撒きます。
その後は、週に1~2回 水やりを兼ねて、規定通り薄めた液体肥料を与えるのが効果的です。
Q.固形の追肥をを撒いた後は、土をかぶせるのでしょうか?
A. 土はかぶせなくても良いですが、かぶせたほうが虫は寄りにくくなります。
Q.初めて栽培した昨年は、追肥として液体肥料は一度もあげていませんでしたが、6個程度はゴーヤ収穫ありました。 今年も液体肥料はあげていませんが、あげることによって雌花が咲くのでしょうか。
A. 液体肥料を使った方が栄養が株にいきわたり、より雄花や雌花が多く咲き実に繋がります。昨年液体肥料を使わなくても実がなったのは、あらかじめ肥料を含んだ新しい培養土を使ったからです。昨年で土の中の肥料分は使い切ってしまった状態だと思ってください。追肥をしないと、今年ゴーヤが花や実をつけるには栄養が足りない状態になります。お配りした固形肥料と合わせて、液体肥料もぜひご使用ください。
Q.肥料とたい肥の違いがわかりません。
A. 肥料は、栄養素がたくさん含まれたものです。一方たい肥は、土壌改良材です。
植物が大きくなるため、実をつけるためには人間と同様で栄養が必要です。それを補給するために肥料を使います。
たい肥は、プランター内の土壌改良を行い、水はけ・通気性を良くし、植物にとって成長しやすい環境をつくるために加えます。
収穫
Q. 気が付いたらオレンジ色になってしまいました。
A. オレンジ色は、ゴーヤーの実が完熟した証拠です。普段は緑色の未熟な実を食べているので、取り遅れるとあっという間に色が変わってしまいます。
市販のゴーヤーより気持ち小さめで収穫してください。
その他
Q. 雌花が全然咲きません。どうしたらいいですか?
A. 雌花は雄花ほど多くは咲きません。苗が実をつける準備が整ったら徐々に咲いてきます。親ヅルより子ヅルや孫ヅルによく花芽が付くので、摘芯を行いましょう。
Q. 今年で2回目のゴーヤ栽培で、カーテンが70%近くできているのですが、花が全く咲きません。摘芯はしています。皆様はいかがでしょうか?
A. 今年で二回目の栽培ということで少し花のつきが遅いのかもしれません。まだ花があまりついていないおうちもありますので、もう少し様子を見て待ってみてください。
Q. もう8月ですが、なかなか雌花が咲きません。雄花は咲いて2週間くらい経過しました。肥料、水、摘芯は行っています。花が付かない年はありますか?また雄花もつぼみのまま、しおれている事がほとんどで心配です。
A. 雌花が付かない年はありません。花が付き始めてから2週間程度だと雌花が咲くのはもうすこし後かもしれません。花の比率としては、雄花10-20に対して雌花が1くらいです。30度を超える猛暑が続くと花つきが悪くなることがあります。この時期は受粉をしてくれる虫も来ないかもしれません。雌花の開花に合わせて、朝のうちに人工授粉をしてみましょう。
肥料、水、敵芯を適度に行って株の準備を整えることも重要ですので、そのまま続けてください。
・液体肥料は既定の通りに希釈したものを1週間に一回程度。
・水は夏だと土が乾いていれば朝夕の2回。プランターの底から水が染み出すくらい。
・敵芯は随時行い、風通りが悪そうなら不要な葉は取り除く。
またもしかしたら、雌花はあったけれど受粉せず知らぬ間に落ちていたということも考えられます。
Q. 雌花が2つ見付かり授粉させましたが、めしべが非常に固く小さい状態からゴーヤが大きくならないです。もう一つ雌花を見つけましたが、授粉させなかったですが同じような大きさでゴーヤが固まった状態で育たない状況です。何が原因でこのようになっていますでしょうか。
A. 残念ながら授粉しなかったようですね。授粉をしてくれる虫もいなかったようです。授粉にはタイミングが重要です。雌花が咲いた午前中に新鮮な雄花の花粉で授粉する必要があります。よく観察して、明日は咲きそうだという雌花を見つけておくことが確実に受粉を成功させるコツです。
Q.毎日水をあげていますが、今年はほとんど伸びないまま葉もごく小さいです。たまに花が咲きますが、実になりません。6月前半まで日照不足だったのも、伸びなやみの原因になったかもしれませんが、このままではスカスカのカーテンで残念です。どのようにすれば良いでしょうか?
A. 東京の2022年夏は、6月下旬には梅雨明け後に35度を超える日が9日も続き、7月に少しおさまりましたが、後半から8月の今まで、また35度前後の猛暑が続いています。ゴーヤにとっても過酷な環境だと思います。確実に影響を受けていると思います。
そのうえで、水はけや、施肥など、土の状態はいかがでしょうか?生育初期に何回か水切れが続いたり、水はけの悪い土だと、根の生育が妨げられます。
それとお配りした固形肥料の他に、追加の肥料はご使用されていますか?栄養が足りなければ成長は止まってしまうので、適切な追肥をしてください。これからグングンと成長すると断言はできませんが、「その他」の項目で回答しているように、暑すぎてもゴーヤは元気がなくなります。暑さが緩和してきたころに元気になるかもしれません。
Q. 猛暑のせいか、ゴーヤの元気がありません。大丈夫でしょうか。
A. さすがのゴーヤも東京の夏は過酷すぎるようです。この時期は、昼間に葉がしおれているような事がありますが、適切な水遣りや、傷んだり枯れた葉を取ったり、カーテンからはみ出した部分を選定したりしながら、少し涼しくなるのを待ってください。これまでも9月になって、また元気になり実も収穫できたという報告が多くあります。
Q.猛暑のせいか、ゴーヤの元気がありません。大丈夫でしょうか。
A. 8月に入っても雌花が少ない原因には、誘引をしていない(子ヅル、孫ヅルが少ない)、水やりが足りない、肥料切れ、日照不足・・などが考えられるようです。
最近の猛暑も関連しているのかもしれません。プランターに陽があたるようでしたら、プランターをアルミホイルで巻く、すだれをたてかける・・などの対策をすると、プランター内の土の温度を上げにくくすることができます。
参考サイト:
住友化学園芸 「園芸の基本 まずは知りたい園芸知識 8.季節の手入れと管理」(クリックで外部サイトへ移動します)
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最終更新日:2024年08月10日