締切
2024年9月27日 ~2025年1月31日 2024年度 新宿区エコリーダー養成講座「『ゼロカーボンシティ新宿』にむけて地域で活動しよう!」(全8回)
イベント概要
「ゼロカーボンシティ新宿」の実現に向けて、地域の環境活動におけるリーダーとなる人材の養成を目指した全8回の連続講座です。2004 年度から新宿区の事業としてスタートした本講座は、今年で21年目を迎えます!これまでの講座で275名が修了し、地域の現場で活躍中です。
今年度は、さらなるステップアップを目指した「実践編」! 環境に関する知識やスキル、そして未来を切り拓くマインドを習得するとともに、チームごとに実際に環境活動を実践します。
多くの人が暮らし、働き、学び、訪れるまち、新宿。可能性に満ちたこの街から、持続可能な暮らしや社会をともにつくりませんか? ご参加お待ちしております!
応募方法
お申込みを締め切りました。沢山のご応募をありがとうございました!
事業報告
2024.9.27~2025.1.31 新宿区エコリーダー養成講座
「『ゼロカーボンシティ新宿』にむけて地域で活動しよう!」
※こちらの文章作成は、新宿区エコリーダー養成講座企画運営プロジェクトチームの皆様にご協力いただきました!
DAY1 9/27(金)18:15~20:15
SDGs未来都市の下川町から学ぶ! 地域の特徴を生かして私たちにできること
ゲスト:清水 瞳 氏(下川町役場総務企画課)
会場:エコギャラリー新宿
第1回目は北海道下川町役場の清水瞳さんを講師にお招きして下川町が取り組んできた活動についてお話を伺いました。夏冬の寒暖差も激しい環境の厳しさに鉱山の閉山や鉄道の廃線など町の存続危機が幾度もあり人口減少の一途をたどっていた下川町は、2001年から持続可能な地域づくりをめざし、2018年にはSDGs未来都市として指定されるほどに。町の人たちのSDGsの認知度の高さ、町を改善していく意識の高さも見習うべき点を多く感じ、新宿のような大都市にいるとまだまだ危機感の足りなさがあるのだと考えさせられました。
後半は新宿の地図を広げてSDGsマップ作りのグループワークを行いました。今回は新宿駅と大久保駅を中心にした地域に分かれてそれぞれの町の特徴を「17の目標」にあてはめていきました。西新宿の高層ビルは地域冷暖房エネルギーがあることや、公園など公共施設の緑が意外とたくさんあることなどあらためて新宿の町の潜在能力を再認識しあい、未来への可能性に期待が膨らみました。私たちの町をよりよくすることは1人1人の思いをつないでいくことであり、この会を増す毎によりよい町の未来に向けてつながりあっていければと感じました。(サポーター Kさん)
DAY2 10/4(金)18:15~20:15
みんなが取組みやすい脱炭素アクションを考えよう
ゲスト:関根 澄人 氏(Earth hacks株式会社CEO)
会場:角筈地域センター(新宿区西新宿4-33-7)
2回目はEarth hacks株式会社 代表取締役社長CEOの関根澄人さんをお迎えし、「みんなが取り組みしやすい脱炭素アクションを考えよう」をテーマにお話を伺いました。学生時代、「絶滅危惧生物を知れば知るほど人々の意識を変える必要がある」と感じていた関根氏。社会人となった数年後、図らずも「その道」に導かれるように起業され「デカボ」なる新たなワードを生み出しました。
現在、日本でのエシカル消費は海外に比べ遅れてはいるものの高まってきているそうです。ただ、大半の人は何をすればいいか分からないという理由から実践できていないのだとか。そんな日本人の行動心理を踏まえた実証実験では、消費者とのコミュニケーションが生まれるという副産物も得られたそうです。生活者の心を上手に揺さぶり、「気が付いたら脱炭素生活していた」となるような、ごくごく自然に実践へと繋げているお話は、エコ活に関心の低い人たちへのアプローチの参考になりました。
後半のグループワークでは次の3点について話し合いました。
① 趣味や好きなことを入口に脱炭素アクションを広げるには?
② どんなものにデカボスコアを導入してほしいか
③ 今日の話を元に、自分たちの実践アイデアを考える
関根氏によると、和食はCO2排出量が少ないとの事。和食好きな人は、それだけで脱炭素生活ができているんですね。”欲望”を入口に、自分らしく素敵な暮らしの結果が脱炭素、という考え方なら実践は難しくないかもと感じました。(サポーター Cさん)
DAY3 10/12(土)10:00~12:00
新宿区内の活動事例をみてみよう
ゲスト:渡辺 萌絵 氏(そらとだいちの図書館 発起人・コミュニティリーダー)、早稲田大学環境ロドリゲス
会場:中央図書館および新宿コズミックセンター(新宿区大久保3-1)
新宿区中央図書館の旧校庭を活用した「そらと大地の図書館」にて地域住民と手作りで営む菜園を視察後、発起人の渡辺萌絵さんから様々な活動並びに、取組みに至った背景を伺いました。地域のつながりづくり活動こそライフワークであると語る渡辺さんの「誰一人取り残さない」SDGsへの想いが、場作りを通して、ゆるやかに繋がるコミュニティを生み出し、その輪がどんどん拡がっていることに感銘を受けました。
続いて早稲田大学公認サークル「環境ロドリゲス」の伊藤さん、浦本さんより、同サークルが実践する7つのテーマ企画、区内外での活動を幅広くご紹介頂きました。環境への想いをきっかけに様々な形で自己実現を果たし、仲間と繋がっていく姿は大変頼もしく、参加者にも前向きな刺激となりました。
講座後半は、ゲストも交え“みんなで巻き込むコツを考えよう!”のワークショップを実施。活発に意見を出し合いながらポイントをまとめ発表しました。
視察・講義・ワークショップを通し、「活動を実践すること」に大きな気付きを得たDAY3となりました。(サポーター Nさん)
DAY4 10/25(金)18:15~20:15
思いを共有し、チームをつくろう
会場:エコギャラリー新宿
今日の講座では、まず、これまでの講座の振り返りを行いました。
Day1は、下川町役場の清水さんからお話を伺い、地域の特徴を活かして私たちにできることについて考えました。
グループワークでは、大久保・戸山エリアと新宿駅付近でSDGsマップを作成しました。
新宿では数多くのSDGsの取組がなされており、良いこともあれば課題もあることが分かりました。また、SDGsは異なる分野のコラボレーションであり、興味深いという意見もありました。
Day2は、脱炭素のアクションとして、デカボアクションについて話を伺いました。
デカボアクションとは、商品に脱炭素何%減と表示すること取組であり、消費者が脱炭素に取り組みやすくしていることを実感しました。
Day3は、中央図書館の広場(旧中学校校庭)で視察をさせていただき、早稲田大学ロドリゲスの若手の話を聞きました。
その後、みんなを巻き込むコツは?をテーマに、ディスカッションをしました。楽しいことや気軽に巻き込めることは大切であり、相手への気遣いや心構えといったキーワードが出ました。
講座の振り返りを行なったあとは、今後エコリーダーとして目指したいことや取り組んでみたいことを1人ずつ発表しました。
学生を取り込むのは良いこと、エコチューバーを流行らせたい、外国人と学びあうことは大切、などの意見がありました。
最後に、12月21日に行われる「まちの先生見本市!」でやりたいことを話し合いました。検討の結果、「エコアミューズメントパーク」を我々のブースのコンセプトにすることに決まりました。具体的な内容は、今回をキックオフに、今後打合せを重ねてみんなで決めていきます。(サポーター Tさん)
DAY5・6 発表準備をしよう
会場︓エコギャラリー新宿
みなさんで相談した結果、11/1(金)、11/15(金)、12/6(金)、12/13(金)の夜を準備日とし、来れるメンバーが集まって「まちの先生見本市!」の準備を行うことになりました。
DAY4で出たアイデアをもとに、出し物の楽しさ・環境への配慮・実現可能性などさまざまな観点から話合いを深め、エコクイズ・卵の殻割りとコンポスト体験・藁をつかった輪投げの3つをすることになりました。またブース紹介のパネルも作成することになりました。
クイズは、子どもから大人まで楽しめるよう複数のメニューを用意するなど工夫を凝らしました。卵の殻割りは、他で経験があまりない(!?)ので、一からやり方を考えトライしました(各家庭等から殻もたくさん集めました)。輪投げの輪は稲藁から作りましたが、縄ない初体験の方はその難しさに苦戦しつつ、慣れてくると無心で藁仕事を楽しんでいました。
DAY1~DAY3で学んだマインドを大切に、みんなで楽しく準備を進めることができました。ありがとうございました!(事務局)
DAY7 12/21(土)9:00~16:30
イベントで発表し、地域のみなさんと交流しよう
会場:新宿中央公園芝生広場
「エコ王子クリスマス縁日」と題し、いよいよイベントブースのお披露目です! 当日はお天気にも恵まれ、私たちのブースは119名もの参加者に体験いただくことができました。待ち列ができている時間もあり、用意した景品も全てなくなりました!
自分たちのブースの出し物をしつつ、他のブースにも行き出展者のみなさんと交流を深めることができました。実践でしか得られない学びや達成感を得ることができました。(事務局)
DAY8 1/31(金)18:15~20:15
今後にむけてふりかえろう
会場:エコギャラリー新宿
Coming soon!
最終更新日:2025年01月24日